河川文化
河川文化を語る会講演集 <その38>

写真「河川文化を語る会(その38)」

平成10年6月から、川に関心のある方々が月に一度集まり、川にかかわる文化をテーマにゲストスピーカーから話を聞き、意見交換をしてまいりました。

今回、平成24年2月から平成24年7月までのうち4回分の講演内容を講師が加筆修正し、講演集としてまとめました。また、第67回定時社員総会における特別講演の内容も併せて収録しました。
ぜひともご一読ください。


4/6判  376頁 
一般価格:1,200円(税込・送料なし)
会員価格: 700円(税込・送料なし)


収録内容

川から広がるまちづくり
  
―心おどる・水都・とくしまを、目指して―

 中村 英雄 氏
(特定非営利活動法人 新町川を守る会 理事長)

はじめに
川掃除
河川環境啓発無料遊覧船
川から広がるまちづくり
福祉の川
ラブリバーイベント
森づくり
広域連携
新しい桟橋
ひょうたん島
 

金子みすゞさんのうれしいまなざし
  
〜ながれの岸で “いのち” を思う〜

 草場 睦弘 氏 
(金子みすゞ記念館 主任兼企画員)

はじめに
金子みすゞの甦り
金子みすゞの生涯
金子みすゞのふるさと
金子みすゞ 詩のこころ(1) いのちは他の命で支えられている
金子みすゞ 詩のこころ(2) みんなちがって、みんないい
ネパールみすゞ小学校
こだまでしょうか&蜍
おわりに
 

いきものから知る都市河川の変化

福嶋 悟 氏 
(藻類研究所分析センター長)

はじめに
生物多様性の再生
水生動物の分布拡大経路
水生動物の分布状況変化
水環境変化
生物指標
下水処理水で再生されたせせらぎの生き物
下水道の普及による河川水温の変化と生き物
アユの生息環境としての都市河川
おわりに
 

東日本大震災で考えたこと
  
〜400万人が住む
       東京・名古屋・大阪のゼロメートル地帯が危ない〜

     青山 俊樹 氏 
(公益社団法人日本河川協会 理事)

はじめに
地震と津波の概要
啓開
応急復旧・緊急復旧
自治体と被災者への支援
釜石山田道路と仙台東部道路の効用
浸水深と被災状況
避難行動について
復興支援と地方整備局
今後の大地震に備える
東京・名古屋・大阪・高知のゼロメートル地帯
危機管理と広域連合
 
【特別講演】 −第67回定時社員総会において−
東日本大震災と津波対策

     首藤 伸夫 氏 
(東北大学名誉教授)

はじめに
1960年 大いなる境目
1960年以前の日本
変化の前後
超過外力への備え
高潮と対策
津波と対策
 津波対策のうつりかわり/構造物での対策の効果と限界/
 二次災害としての火事
津波の数値計算
 初期波形の問題/河川内での津波/計算できない現象/
 津波数値計算の再現性/津波による砂移動
総合的津波対策
 ソフト対策の導入/さなざまな津波と人間行動/1993年以降の津波対策
平成津波での話題
 効いた防潮堤/人間行動の問題点/鉄筋コンクリート・ビルの話題/
 早期避難が命を守る/忘れないようにするために
おわりに
 


講演者略歴

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