河川文化
河川文化を語る会講演集 <その33>

写真「河川文化を語る会(その33)」

平成10年6月から、川に関心のある方々が月に一度集まり、川にかかわる文化をテーマにゲストスピーカーから話を聞き、意見交換をしてまいりました。

今回、平成21年5月から平成22年9月までのうち4回分の講演内容を講師が加筆修正し、講演集としてまとめました。
ぜひともご一読ください。


4/6判  286頁 
一般価格:1,200円(税込・送料なし)
会員価格: 700円(税込・送料なし)


収録内容

近世大坂の水辺景観とその後の変貌

 増田 昇 氏
(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 教授)

はじめに
近世大坂の水辺景観
 近世大坂と現代大阪の景観特性の比較/近世大坂の水辺の利用とデザイン/
 近世大坂の水辺の管理運営/近世大坂の水辺景観まとめ
明治期以降の大阪における堀川の変遷
 交通機関の変遷から見た堀川の変遷/水害および水質対策の変遷/
 明治期以降の大阪における堀川の変遷のまとめ
近世以降の中之島の場所性の変遷
おわりに
 

川を活かし、水に親しむまちづくり

 陣内 秀信 氏 
(法政大学デザイン工学部 教授)

はじめに
ヴェネツィア――生き続ける「水の都市」
ミラノ――蘇る運河の水辺
アムステルダム――水の都市再生のモデル
ロンドン――実現したフローティング・ヴィレッジ
バンコク――アジアの親水空間
エコシティとしての江戸東京
水の多様な役割――物流から演劇まで
水辺の再生へ
品川・芝浦の「運河ルネッサンス」
大阪天神祭りの華やぎ
舟運復活に向けて
日本らしい川の役割
墨田江東地域の可能性
「まちづくり」から「まちづかい」へ
 

渇水の動向とその対応

久保田 勝 氏 
(社団法人土木学会 理事)

日本の水事情
 地球の水/日本の水/ダム貯水量/日本の気候変動
渇水の動向とその対応
 首都圏/中部圏/四国/北部九州
今後の課題と方向性
 社会全体での取り組み/水資源の有効活用に向けた取り組み/
 短期・中期・長期の降雨予測精度の向上/ダムの管理水位
 

川と水の法律文化―比較と交流の理解のために―

     三本木 健治 氏 
(国際水法学会理事)

まえがき
文明と文化
水利用と土地利用
日仏河川法の比較
都市法制からの示唆
川と水の公共性
水法と水利権制度の構造
法の循環と社会の安定
 


講演者略歴

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