「災害列島」とも呼ばれる日本ではほとんど毎年のように台風や梅雨前線によって洪水や土砂災害が発生しています。また、大地震によって地滑りなどが発生し、その結果、もし決壊すると下流に大きな被害をもたらすような川のせき止めも頻繁に起こっています。
こうした災害発生の際には、豪雨の中で、あるいは余震の危険の中で、水防団や消防団などの方々が被害の拡大を防止するために大変な活躍をされているのですが、このことを御存知の方は多いかと思います。しかし、建設会社やコンサルタントなど建設企業の方々が、その技術力や機動力を活かして、大きな貢献をなさっていることはほとんど知られていないのではないでしょうか。
このため、建設企業の方々が昼夜を問わず24時間体制で配置につき応急対策等を迅速に行って被害の拡大防止や二次災害の防止に尽力されておられることを多くの方々に知っていただけるよう、本協会のホームページに「建設企業の防災貢献」欄を設けることといたしました。多くの方々に知っていただくことは防災貢献を行う建設企業の方々にとっても大きな励みになるのではないでしょうか。
当面は、各地方整備局が実施している災害対策功労者表彰などを受けられた建設企業について、その表彰の概要を紹介していきます。今後、こうした表彰を実施される機関が増加していくことを期待しています。
|